2022年7月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第161夜「シネマスコーレを解剖する。 コロナなんかぶっ飛ばせ」菅原竜太監督 全国の個性的な映画館を巡って、そこに集う人々の映画への思いをつづり始めてから、もう20年がたつ。北海道から沖縄まで、すでに閉館を余儀なくされた劇場も含めて60館以上に足を運んだが、残念ながら名古屋のシネマスコーレはいま […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第160夜「ベイビー・ブローカー」是枝裕和監督 是枝裕和監督には一度だけインタビューをしたことがある。1999年3月のことで、長編2作目の「ワンダフルライフ」を引っ提げてトロントや釜山、サンダンスといった名立たる国際映画祭に参加したときの話を、ちょっと興奮気味に話し […]
2022年6月22日 / 最終更新日時 : 2022年6月22日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 芸術がなければこの世は終わり 「母へ捧げる僕たちのアリア」ヨアン・マンカ監督 初長編の題材に選んだのは、自らの出自と体験を反映させた社会派のテーマだった。フランスのヨアン・マンカ監督(32)の「母へ捧げる僕たちのアリア」は、3人の兄とともに母の介護と家事に追われる14歳の少年が、オペラと出合って […]
2022年6月17日 / 最終更新日時 : 2022年6月17日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 自身の生き方を見つめ直すきっかけに 「百年と希望」西原孝至監督 「百年と希望」は、2022年7月に創立100年を迎える日本共産党をモチーフにしたドキュメンタリー映画だ。などと聞くと、どうせプロパガンダ映画だろうと腰が引ける向きもあるかもしれない。確かに西原孝至監督(38)が撮っている […]
2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第159夜「PLAN 75」早川千絵監督 海外の映画祭で日本の新人監督が脚光を浴びると、単純にうれしくなる。もちろん黒沢清や是枝裕和、河瀨直美といった常連の活躍も喜ばしいんだけど、新鮮な名前を見つけたときのわくわく感は何ものにも代えがたい。 そんな中で最も旬 […]
2022年6月13日 / 最終更新日時 : 2022年6月13日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 利益が作り手に還元される仕組みを 映像配信プラットフォーム「Roadstead」がこの夏オープン 作品を鑑賞した分だけ作り手にも還元される。そんな当たり前のことながら、これまでの映画業界では成し得なかった流通システムが、今年2022年の夏にもスタートする。ITベンチャー企業のねこじゃらし(本社・東京都中央区)が新た […]
2022年6月10日 / 最終更新日時 : 2022年6月10日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 作り手の顔を見えなくしてきたツケ 「映画を早送りで観る人たち」著者、稲田豊史さん 映画を題材にしたある衝撃的な本が話題を呼んでいる。光文社新書の「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形」は、2022年4月の刊行後、約1カ月で5刷3万部を突破。ライターで編集者の著者、 […]
2022年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第158夜「FLEE フリー」ヨナス・ポヘール・ラスムセン監督 アニメーションと言うと、日本ではどうしてもオタク文化やクールジャパンなど「かわいい」とか「かっこいい」といったイメージで捉えられがちだけど、世界には実にさまざまなジャンルの多彩な作品がある。戦争や迫害といった実写ではな […]
2022年6月3日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第157夜「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」ヴェルナー・ヘルツォーク監督 新型コロナウイルスはわれわれの生活からいろんな日常、非日常を奪ったが、そんな一つに旅がある。もともとそれほど旅行好きというわけではなかったものの、国内では47都道府県のうち46、海外でも20の国と地域を訪れていて、まあ […]
2022年5月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第156夜「恋い焦れ歌え」熊坂出監督 新型コロナウイルスの感染拡大が始まってからもう2年が過ぎた。いまだ道行く人はみんなマスク姿で、もういい加減うんざりするような毎日だが、映画の世界でもコロナ禍を背景にした作品が目立つようになってきた。 「パークアンドラブ […]