2022年2月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 自由に国境を越える映画づくりを 「ホテルアイリス」奥原浩志監督 あそこに泊まったのが運の尽き、と冗談めかして話す。日中合作の「黒四角」(2012年)など、国境を越えて活躍する奥原浩志監督(53)の新作「ホテルアイリス」は、中国大陸に間近い台湾の離島、金門島で全編を撮影した日台合作映 […]
2022年1月14日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 文化の違いを乗り越える映画の力 「安魂」日向寺太郎監督 原作は中国の小説で、全編中国で撮影し、出演者もほぼ中国人。そんな現場に果敢に飛び込んだ。文化も言葉も異なる中で意外な壁にぶち当たったりもしたが、完成した今になって思い返すと、つらかった日々も楽しい記憶になる、と日中合作 […]
2022年1月6日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 閉塞感の中で生きる若者へのエール 「エッシャー通りの赤いポスト」園子温監督 そもそもは劇場公開などという大それたことは考えず、身内だけの上映でいいくらいの気持ちで始めた企画だった。園子温監督(60)がワークショップに参加した役者51人と作り上げた「エッシャー通りの赤いポスト」が、好調な出足を見 […]
2021年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 必要欠くべからざる音楽への愛 「SAYONARA AMERICA」佐渡岳利監督 2019年、細野晴臣は音楽活動50周年を記念してアメリカで初のソロライブを行った。ニューヨークでもロサンゼルスでも、会場は超満員の聴衆で熱気にあふれ、アメリカ音楽に影響を受けた自作の曲を奏すると、客席が一体となってスイ […]
2021年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 ありのままのトランスジェンダー 「片袖の魚」東海林毅監督と主演のイシヅカユウ わずか34分の上映時間の中に、今の日本に横たわる切なさとむなしさがぎゅっと詰まっている。7月10日(土)公開の「片袖の魚」は、世間の偏見と向き合うトランスジェンダーの女性を見つめた作品で、主人公を演じるのは当事者でもあ […]
2021年7月8日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 コロナ禍で顕在化した都会の孤独 「東京自転車節」青柳拓監督 監督が身を挺して撮影したカメラには、コロナ禍で浮き彫りになった東京のささくれた現実が映り込んでいた。7月10日(土)公開の「東京自転車節」は、新型コロナウイルスの感染拡大で職を失った青柳拓監督(28)が、東京で自転車配 […]
2021年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 生きた姿をさらけ出す 「愛について語るときにイケダの語ること」(池田英彦監督)真野勝成プロデューサー 自らを被写体に最初で最後の映画を撮ったら、そこには普遍的な愛が映っていた。2021年6月25日(金)公開の「愛について語るときにイケダの語ること」は、2015年に41歳で死去した池田英彦監督が、死に向かう2年間の生きた […]
2021年6月19日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 青春は色あせない 「ももいろそらを[カラー版]」小林啓一監督と主演の池田愛 10年前にモノクロームで発表された青春映画の名作が、色彩豊かによみがえった。2021年6月18日(金)から全国順次公開の「ももいろそらを[カラー版]」は、制作当時のコンセプトに手を加え、いつまでも色あせない思春期の思い […]
2021年5月28日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 嘘も本当もすべて地続き 「のさりの島」山本起也監督 「のさり」とは、熊本県天草地方の方言で「ありのままを受け入れる」といった意味を持つ。何か運のいいことが起こると、「おお、のさっとるばい」といった感じで使うそうだが、「家族が立て続けに亡くなったりしたときも、あの家はのさっ […]
2021年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 コロナ時代に問う地域文化の姿 「裏ゾッキ」篠原利恵監督、伊藤主税プロデューサー 映画のメーキングという枠を超越しているばかりか、コロナ新時代の地域社会における文化芸術の存在意義をも考えさせるような深いドキュメンタリーになっていた。そうは言っても決して重くはなく、笑いあり、涙あり、と娯楽の要素がいっ […]