2021年10月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第127夜「彼女はひとり」中川奈月監督 かつて勤めていた産経新聞で、朝刊の丸々1ページを使って年間の大型企画を掲載していた時期がある。企画によっては全国の記者からネタを募り、採用された題材についてアイデアを出した本人が取材、執筆するというケースもあった。 […]
2021年10月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第126夜「最後の決闘裁判」リドリー・スコット監督 映画監督という職業は、あんなに大勢のチームを統率して、しかも予算のこととか人間関係だとかで、ストレスもたまれば気力も体力も使い果たしてしまうんじゃないかなと思うんだけど、長寿で元気いっぱいという人が結構多い。ポルトガル […]
2021年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第125夜「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」園子温監督 長年の園子温ウオッチャーとしては、ついにここまで来たか、といささか感慨深いものがある。最近はB級感が板についてきたとはいえ、あの「ワイルド・アット・ハート」(1990年、デヴィッド・リンチ監督)や「リービング・ラスベガ […]
2021年9月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第124夜「護られなかった者たちへ」瀬々敬久監督 瀬々敬久監督に初めて取材で会ったのは1996年のことだ。瀬々監督は当時、成人指定のピンク映画を手がけながら、一般劇場での上映や海外映画祭への出品、さらにはもっと若い世代の自主映画作家との交流など、積極的にピンク映画の幅 […]
2021年9月28日 / 最終更新日時 : 2021年9月28日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 コロナ禍でしんどい気持ちの癒やしになれば 第34回東京国際映画祭のラインナップ発表 「越境」をテーマに、さまざまな分断を乗り越える――。34回目を迎える東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が9月28日(火)、東京・日比谷のBASE Qホールで開かれ、フェスティバル・アンバサダーを務める女優の橋本愛ら […]
2021年9月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第123夜「空白」吉田恵輔監督 今年2021年の第34回東京国際映画祭は、会場がこれまでの六本木から日比谷に変更になるわ、プログラミング・ディレクターに東京フィルメックスを担ってきた市山尚三さんが就任するわと、いろんな楽しみがあるんだけど、吉田恵輔監 […]
2021年9月16日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第122夜「トムボーイ」セリーヌ・シアマ監督 以前にも触れたことがあるが、映画のストーリーをどこまで書き込むかは非常に悩ましい問題だ。作品によって、かなり詳しく説明した方がいい場合もあれば、登場人物を紹介しただけでネタバレになるようなものもある。中には配給会社から […]
2021年9月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第121夜「浜の朝日の嘘つきどもと」タナダユキ監督 映画館好きとしては、映画の中に映画館が出てくるだけで、もう目頭が熱くなる。ましてや映画館にまつわるすてきなせりふがちりばめられているときては、涙があふれ出てくるのをこらえるのに大変だった。 「浜の朝日の嘘つきどもと」は […]
2021年9月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第120夜「アナザーラウンド」トマス・ヴィンターベア監督 新型コロナウイルスによって奪われた楽しみは数々あるが、中でも誰かと酒を酌み交わして語らう時間が消えたのはつらい。東京都に4回目の非常事態宣言が出されてからこのかた、もう2カ月近く飲酒を伴った外食から遠ざかっていて、ただ […]
2021年8月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第119夜「DAU. 退行」イリヤ・フルジャノフスキー、イリヤ・ペルミャコフ監督 ときどきとんでもなく長い映画に出くわすことがある。最近だと、昨年2020年の第21回東京フィルメックスで見た「仕事と日(塩谷の谷間で)」(C.W.ウィンター、アンダース・エドストローム監督)は8時間もの超長尺作品で、途 […]