2022年11月17日 / 最終更新日時 : 2022年11月17日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第180夜「ある男」石川慶監督 石川慶監督には一度、取材で会ったことがある。監督作についてのインタビューではなくて、日本とポーランドの文化交流に関する記事を書くに当たり、ウッチにあるポーランド国立映画大学で学んだ石川監督に、ポーランドの映画文化につい […]
2022年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第179夜「夢半ば」安楽涼監督 新海誠監督の新作アニメーション「すずめの戸締まり」の公開が始まった。一足先に試写会で見たが、大災害に幾度となく見舞われてきた日本ならではの死生観を絡めた壮大なSFファンタジーで、大いに見応えがあるのは確かだ。恐らくまた […]
2022年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年11月3日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第178夜「窓辺にて」今泉力哉監督 11月2日に第35回東京国際映画祭が閉幕したが、今年はほとんど参加していない。それもいくつか記者会見に出たくらいで、会期中には1本も出品作品を見なかった。せっかくプレスパスを発行してもらっているのに誠に申し訳ないんだけ […]
2022年10月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月27日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第177夜「アムステルダム」デヴィッド・O・ラッセル監督 第35回となる東京国際映画祭が開幕した。会場が日比谷、有楽町界隈に移って2年目で、上映作品のゲストが大勢来日するのもコロナ禍前の2019年以来3年ぶりだし、できれば華やかな雰囲気に浸かりたいところなんだけど、なかなか時 […]
2022年10月20日 / 最終更新日時 : 2022年10月20日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第176夜「アフター・ヤン」コゴナダ監督 韓国生まれのアメリカ在住、コゴナダ監督には、今度もまたはっとさせられた。長編第1作の「コロンバス」(2017年)で、主人公たちの心の葛藤をモダニズム建築群の風景と奥深い芸術談義でつづるという極めて独創的な映画表現を開拓 […]
2022年10月13日 / 最終更新日時 : 2022年10月13日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第175夜「スペンサー ダイアナの決意」パブロ・ラライン監督 イギリスのダイアナ元皇太子妃が死去したときのことはよく覚えている。モントリオール世界映画祭とトロント国際映画祭をはしごで訪れていた最中で、亡くなったのはパリの現地時間で1997年8月31日の未明だから、モントリオールに […]
2022年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第174夜「夜明けまでバス停で」高橋伴明監督 高橋伴明という監督は、一貫してニュースな映画作家であり続けてきたように思う。出世作となった「TATTOO〈刺青〉あり」(1982年)は三菱銀行人質事件の犯人をモデルにした作品だったし、「愛の新世界」(1994年)は日本 […]
2022年9月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月22日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第173夜「秘密の森の、その向こう」セリーヌ・シアマ監督 1978年、フランス生まれのセリーヌ・シアマ監督には、いつもどっきりさせられる。カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた「燃ゆる女の肖像」(2019年)では、女性肖像画家とモデルの令嬢との関係を緊迫感あふれる筆致で描き上げたし […]
2022年9月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第172夜「よだかの片想い」安川有果監督 映画の取材をしていて何がうれしいと言って、デビュー作のときに会った監督が、2作目、3作目と順調にキャリアを重ねていることが一番かもしれない。才能が潰されなくてよかったなと思うし、僭越ながら記事で取り上げたのは間違っては […]
2022年9月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月9日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第171夜「ダイナマイト・ソウル・バンビ」松本卓也監督 よく、映画は劇場公開して初めて完成する、と言われる。最近こそNetflixやDisney+など配信のみの作品も増えてきてはいるけれど、自主制作で映画づくりに励んでいるような若い監督たちは、まずは映画館で上映することを目 […]