2022年12月15日 / 最終更新日時 : 2022年12月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第184夜「ケイコ 目を澄ませて」三宅唱監督 長く映画を見ている楽しみの一つに、俳優の成長ぶりを目の当たりにするということがある。脇役だけどどこかきらっと光るものがあって、何となく心に引っかかっていた人がどんどん主役級になっていくのを見るのは、別に自分が発掘したわ […]
2022年12月8日 / 最終更新日時 : 2022年12月8日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第183夜「光復」深川栄洋監督 深川栄洋監督にインタビュー取材をしたのは2013年だったから、もう9年前のことになる。当時37歳とまだ若手の部類だったものの、「白夜行」(2011年)、「神様のカルテ」2011年)など商業映画の依頼が殺到していた時期で […]
2022年12月5日 / 最終更新日時 : 2022年12月5日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 プラス200円で極上の音響体験 ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にフレックスサウンド導入 最近の映画館には臨場感あふれる映画体験を追求する仕掛けがどんどん増えているが、ユナイテッド・シネマ(本社・東京都品川区)が12月1日から新たに取り入れた音響体感プレミアムシート「フレックスサウンド」は、すべての作品で最 […]
2022年12月2日 / 最終更新日時 : 2022年12月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第182夜「I AM JAM ピザの惑星危機一髪!」辻凪子監督 無声映画を活動弁士付きで見た経験は何度もあるが、それらは旧作と呼ばれる過去の名画だった。弁士のしゃべりはそれなりに楽しいし、モノクロのあまり鮮明ではない画質も恐らく当時からそんな感じだったんだろうなと思うけど、映画が娯 […]
2022年11月25日 / 最終更新日時 : 2022年11月25日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第181夜「ワタシの中の彼女」中村真夕監督 映画の世界でも、新型コロナウイルスのある風景がすっかり当たり前になってきた。ことさらコロナを強調しなくても道行く人々がみんなマスク姿だったり、コロナ禍での閉塞感を巧みにテーマに盛り込んだり、時代を捉える作り手の視点がい […]
2022年11月24日 / 最終更新日時 : 2022年11月23日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 25年の時を経て極限の人を再定義 「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」武石浩明監督 描きたかったのは、山というよりも人生だった。「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」は、TBSで長く報道に携わってきた武石浩明監督(55)が、約25年前に取材した貴重な映像を交えて世界的なクライマーの山野井泰 […]
2022年11月17日 / 最終更新日時 : 2022年11月17日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第180夜「ある男」石川慶監督 石川慶監督には一度、取材で会ったことがある。監督作についてのインタビューではなくて、日本とポーランドの文化交流に関する記事を書くに当たり、ウッチにあるポーランド国立映画大学で学んだ石川監督に、ポーランドの映画文化につい […]
2022年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第179夜「夢半ば」安楽涼監督 新海誠監督の新作アニメーション「すずめの戸締まり」の公開が始まった。一足先に試写会で見たが、大災害に幾度となく見舞われてきた日本ならではの死生観を絡めた壮大なSFファンタジーで、大いに見応えがあるのは確かだ。恐らくまた […]
2022年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年11月10日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 映画館は「自分は一人じゃない」と感じる場所 「あなたの微笑み」リム・カーワイ監督 売れない映画監督が全国の映画館を回って自作の上映をお願いする。そんなコンセプトでスタートしたコメディーが、図らずも地方の劇場が直面する危うい現状を浮き彫りにした。マレーシア出身で、大阪を中心に映画づくりを続けるリム・カ […]
2022年11月9日 / 最終更新日時 : 2022年11月7日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 生と死、日常と非日常はつながっている 「土を喰らう十二ヵ月」中江裕司監督 長年、沖縄に根差して映画づくりを続けてきた中江裕司監督(61)が、最新作では日本の原風景とも言える信州・白馬の廃村を舞台に、四季折々の自然の恵みをじっくりとカメラに収めた。沢田研二を主役に迎えた「土を喰らう十二ヵ月」は […]