スクリーンとともに 映画館やシネマカフェなど、大勢で映画が楽しめる場所を全国に訪ね、地域の人々や映画ファンとのふれあいの現場をリポートします。 シネマティックな人々 監督、俳優、撮影監督、その他スタッフなど映画とともに生きる人々のインタビューを掲載します。
2021年7月8日 / 最終更新日 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 コロナ禍で顕在化した都会の孤独 「東京自転車節」青柳拓監督 監督が身を挺して撮影したカメラには、コロナ禍で浮き彫りになった東京のささくれた現実が映り込んでいた。7月10日(土)公開の「東京自転車節」は、新型コロナウイルスの感染拡大で職を失った青柳拓監督(28)が、東京で自転車配 […]
2021年7月1日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第112夜「BILLIE ビリー」ジェームズ・エルスキン監督 ピーター・バラカンって人は、昔から全く印象が変わらない。テレビで目にするようになった40年ほど前から、落ち着いた物腰といい、丁寧な日本語といい、来日文化人の右代表みたいな存在だったし、今もその立ち位置であり続けている。 […]
2021年6月24日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第111夜「1秒先の彼女」チェン・ユーシュン監督 日本の監督だとデビュー作を手がけた若手に取材することはよくあるし、その後の活躍ぶりをフォローするのも記者としての楽しみの一つなのだが、これが海外の映画人となるとそう簡単にはいかない。そもそもよっぽどの話題作でなければ第 […]
2021年6月23日 / 最終更新日 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 生きた姿をさらけ出す 「愛について語るときにイケダの語ること」(池田英彦監督)真野勝成プロデューサー 自らを被写体に最初で最後の映画を撮ったら、そこには普遍的な愛が映っていた。2021年6月25日(金)公開の「愛について語るときにイケダの語ること」は、2015年に41歳で死去した池田英彦監督が、死に向かう2年間の生きた […]
2021年6月19日 / 最終更新日 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 青春は色あせない 「ももいろそらを[カラー版]」小林啓一監督と主演の池田愛 10年前にモノクロームで発表された青春映画の名作が、色彩豊かによみがえった。2021年6月18日(金)から全国順次公開の「ももいろそらを[カラー版]」は、制作当時のコンセプトに手を加え、いつまでも色あせない思春期の思い […]
2021年6月18日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第110夜「へんしんっ!」石田智哉監督 今でこそ若手監督の腕試しの場は数限りなくあるけれど、かつては映画作家の登竜門と言えば、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)くらいしかなかった。ここから森田芳光、石井岳龍、黒沢清、園子温といった日本映画を代表する俊英が次 […]
2021年6月10日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第109夜「逃げた女」ホン・サンス監督 だらだらとした会話の積み重ねに人を食ったようなとぼけた音楽、何とも不自然なズームアップと、思い切り個性的な作風で知られる韓国のホン・サンス監督は、目下のところ一番の気になる映画作家だ。そう思っている人は世界中にいっぱい […]
2021年6月3日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第108夜「猿楽町で会いましょう」児山隆監督 世の中には実にいろんな映画祭、映画賞があるもので、最近のユニーク度ナンバーワンは「未完成映画予告編大賞 MI-CAN」ではないだろうか。まだ映画になっていない予告編映像を集めてコンペティションを行い、グランプリを獲得し […]
2021年5月28日 / 最終更新日 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 嘘も本当もすべて地続き 「のさりの島」山本起也監督 「のさり」とは、熊本県天草地方の方言で「ありのままを受け入れる」といった意味を持つ。何か運のいいことが起こると、「おお、のさっとるばい」といった感じで使うそうだが、「家族が立て続けに亡くなったりしたときも、あの家はのさっ […]
2021年5月27日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第107夜「アメリカン・ユートピア」スパイク・リー監督 スパイク・リーという人は、人種差別に物申す熱血監督のイメージが強いが、その実、守備範囲はかなり広いような気がする。ニューヨーク派のとんがった作品で世に出たかと思えば、「マルコムX」(1992年)は意外と大作感に彩られて […]