スクリーンとともに 映画館やシネマカフェなど、大勢で映画が楽しめる場所を全国に訪ね、地域の人々や映画ファンとのふれあいの現場をリポートします。 シネマティックな人々 監督、俳優、撮影監督、その他スタッフなど映画とともに生きる人々のインタビューを掲載します。
2021年5月21日 / 最終更新日 : 2021年5月21日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第106夜「ペトルーニャに祝福を」テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督 東京・神保町の岩波ホールと言えば、1968年開館の老舗中の老舗で、殊に1974年からはエキプ・ド・シネマ(フランス語で「映画の仲間」の意味)運動として世界中の良質な映画を発掘、紹介してきたまさにミニシアターの元祖と言っ […]
2021年5月19日 / 最終更新日 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 コロナ時代に問う地域文化の姿 「裏ゾッキ」篠原利恵監督、伊藤主税プロデューサー 映画のメーキングという枠を超越しているばかりか、コロナ新時代の地域社会における文化芸術の存在意義をも考えさせるような深いドキュメンタリーになっていた。そうは言っても決して重くはなく、笑いあり、涙あり、と娯楽の要素がいっ […]
2021年5月11日 / 最終更新日 : 2021年5月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第105夜「くれなずめ」松居大悟監督 一人でやっているから別に何の縛りもないんだけど、このミッドナイトレビューのコーナーは、なるべく作品が公開される前日の夜に掲載することにしている。自分だったら誰かの記事を目にしてその映画に興味を持ったなら、すぐにでも見た […]
2021年5月6日 / 最終更新日 : 2021年5月6日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第104夜「大綱引の恋」佐々部清監督 佐々部清監督には生前、一度だけお会いしたことがある。2014年の11月、岩手県宮古市で開催の「第3回みやこほっこり映画祭」に取材で訪れたとき、監督作の「六月燈の三姉妹」(2013年)が上映される合間を縫って、地方映画祭 […]
2021年4月30日 / 最終更新日 : 2021年4月30日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第103夜「海辺の彼女たち」藤元明緒監督 ついに3回目となる非常事態宣言が出て、東京や大阪などでは多くの映画館が営業休止を余儀なくされた。ただ休業要請ではなく、東京都独自の「協力依頼」となった都内のミニシアターや名画座の中には、万全の感染防止措置を施して営業を […]
2021年4月23日 / 最終更新日 : 2021年4月23日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第102夜「ハイゼ家 百年」トーマス・ハイゼ監督 初めてベルリンを訪れたのは、1990年12月のことだった。日独の若手記者研修プログラムの一環として、フジテレビの記者(現在、TBSテレビの「サンデーモーニング」などでお見かけする中央大学教授の目加田説子さん)と2人で派 […]
2021年4月15日 / 最終更新日 : 2021年4月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第101夜「約束の宇宙(そら)」アリス・ウィンクール監督 北海道に赴任していたとき、赤平市でバッテリー式マグネットを製造する植松電機の植松努社長に取材したことがある。2011年のことで、当時は専務として父親が起業した従業員20人ほどの会社を支えるかたわら、植松さんの発案でロケ […]
2021年4月8日 / 最終更新日 : 2021年4月8日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第100夜「街の上で」今泉力哉監督 東京に出てきて12~13年たったころ、どうしても下北沢に住みたくなった。演劇の街というのも魅力だったが、映画を見に行くにはミニシアターも大型の劇場も充実している渋谷や新宿に程近い下北沢が一番だった。そのころはすっかり千 […]
2021年4月2日 / 最終更新日 : 2021年4月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第99夜「ブータン 山の教室」パオ・チョニン・ドルジ監督 コロナ禍でおいそれとは海外旅行に行けなくなってしまったが、それでなくてもブータンという国はなかなか行く機会がないのではないか。映画は、そんななじみの薄い国にも自由に連れていって、めったに味わえない風景や習俗を見せてくれ […]
2021年4月1日 / 最終更新日 : 2021年4月2日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 後に引きずるような作品を 「グッドバイ」の宮崎彩監督 とんでもなく新しい感覚の映画作家が現れた。4月3日に公開される「グッドバイ」の宮崎彩監督(25)は、これまでの映画話法を覆すような大胆な語り口で、初の長編となるこの作品を撮り上げた。本人は「新しいことをしたという気持ち […]