2020年10月8日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第75夜「本気のしるし 劇場版」深田晃司監督 数ある映画祭の中でも、毎年5月に開かれるフランスのカンヌ国際映画祭は別格だと言われる。出品作品や来場ゲストの数、それに映画を見に世界中からやってくる人もけた外れに多いが、それ以上に誰もがおいそれとは参加できない敷居の高 […]
2020年10月2日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第74夜「建築と時間と妹島和世」ホンマタカシ監督 新型コロナウィルスの感染拡大で改めて浮き彫りになったのが、ミニシアターという日本独特の映画文化の重要性だった。国からの援助がほとんどないにもかかわらず、全国各地に小規模な映画館がいくつも存在し、国際映画祭で評価された異 […]
2020年9月24日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第73夜「ミッドナイトスワン」内田英治監督 内田英治監督にインタビュー取材をしたのは、今から6年前の2014年、彼が43歳のときだった。英ロンドンのレインダンス映画祭やベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭などに出品された「グレイトフルデッド」の公開 […]
2020年9月17日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第72夜「TENET テネット」クリストファー・ノーラン監督 自主映画の祭典、第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が9月12日、無事に幕を開けた。新型コロナウィルスの影響でオンラインでの開催を余儀なくされる映画祭が多い中、東京・京橋の国立映画アーカイブを会場に、大きなスク […]
2020年9月10日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第71夜「喜劇 愛妻物語」足立紳監督 足立紳さんという人は、ものすごい才人だと思う。脚本家としては、第1回松田優作賞の受賞作を映画化した「百円の恋」(2014年、武正晴監督)で菊島隆三賞、テレビドラマの「佐知とマユ」(2015年、NHK)で市川森一脚本賞に […]
2020年9月3日 / 最終更新日時 : 2021年3月31日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第70夜「mid90s ミッドナインティーズ」ジョナ・ヒル監督 ミッドナインティーズ、つまり1990年代半ばのことだが、そのちょっと後の97年4月から1年半、米ロサンゼルスで暮らしたことがある。産経新聞の社内留学制度で英語と映画の勉強をしに行ったのだが、幸運にもLA Weeklyと […]
2020年8月27日 / 最終更新日時 : 2021年3月31日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第69夜「ソワレ」外山文治監督 映画って素晴らしいなと思うのは、決して1つの観点だけでそのよさを感じるものではないということだ。ストーリーで感動する場合もあれば、映像がめちゃめちゃ美しくて涙がこぼれるときだってある。音楽に打ちのめされたり、撮影技術に […]
2020年8月20日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第68夜「狂武蔵」下村勇二監督 最近は「全編ワンカット」とか「ワンシーンワンカット」とか言われても、そんなには驚かなくなってしまった。今年のアカデミー賞で撮影賞や視覚効果賞などを受賞した「1917 命をかけた伝令」(2019年、サム・メンデス監督)も […]
2020年8月13日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第67夜「ファヒム パリが見た奇跡」ピエール=フランソワ・マルタン=ラヴァル監督 国際的スターって感じでもないけど、今でも現役でスクリーンを彩るフランスの大物俳優というと、やっぱりこの人だろう。ジェラール・ドパルデューは、何を隠そう今から28年前、映画担当記者になって初めてインタビューをした外国人俳 […]
2020年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第66夜「追い風」安楽涼監督 前に「花と雨」(土屋貴史監督)を取り上げたときにも同じようなことを書いたが、ラップという音楽は嫌いではないけれど、よく聴くわけではないし、決して詳しくはない。ただ本場アメリカの実話に基づく「ストレイト・アウタ・コンプト […]