2025年8月7日 / 最終更新日時 : 2025年8月7日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第300夜「アイム・スティル・ヒア」ウォルター・サレス監督 今年2025年のアカデミー賞で話題を呼んだ作品は、もうあらかた出そろった感があったが、どっこい、真打ちが残っていた。国際長編映画賞を受賞したほか、作品賞と主演女優賞にもノミネートされた「アイム・スティル・ヒア」は、ブラ […]
2025年7月31日 / 最終更新日時 : 2025年7月31日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第299夜「入国審査」アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスチャン・バスケス監督 もう長いこと海外には行っていないし、空港に降り立ったときの気持ちなんてすっかり忘れてしまっているけど、わくわくはしてもどきどきすることはあんまりなかったなあという気がする。さすがに戦争の取材でフィリピンに向かったときは […]
2025年7月24日 / 最終更新日時 : 2025年7月24日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第298夜「木の上の軍隊」平一紘監督 勝手ながら人生の師と思っている一人に、小説家で劇作家の井上ひさしさんがいる。夕刊フジに入って4年目の1988年のこと、新たに始まる井上さんの連載小説を担当することになり、芸能記者としてテレビ局を中心に取材に駆けずり回る […]
2025年7月17日 / 最終更新日時 : 2025年7月17日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第297夜「また逢いましょう」西田宣善監督 京都を拠点に映画の製作、配給などを手がけるオムロの西田宣善社長との出会いは、30年以上前にさかのぼる。当時はオムロピクチャーズと称して東京に事務所を構えていたころで、恐らく同社が宣伝を担当した韓国映画「銀馬将軍は来なか […]
2025年7月10日 / 最終更新日時 : 2025年7月10日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第296夜「顔を捨てた男」アーロン・シンバーグ監督 マスコミ試写会に行くと、たいていの場合、受付で映画のプレス資料を渡される。もちろん原稿を書く上では貴重な情報なのだが、上映前に目を通すことはまずない。ネタバレの記述が載っていることもあるし、何よりも予断を持たずに見たい […]
2025年6月26日 / 最終更新日時 : 2025年6月26日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第295夜「選挙と鬱」青柳拓監督 ドキュメンタリー映画作家に取材してしばしば耳にするのは、撮影を終了するタイミングが難しいという言葉だ。確かにシナリオがあるフィクションと違って、ドキュメンタリーは初めに着地点が決まっているわけではない。どこかで踏ん切り […]
2025年6月19日 / 最終更新日時 : 2025年6月19日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第294夜「ルノワール」早川千絵監督 ときどき、なぜだかよくわからないけれどとにかく感動した、という映画に出くわすことがある。後で振り返ると、ストーリーが特段に面白かったり、見たこともないような映像の連続だったり、というわけでもなく、こうやって文章にしよう […]
2025年6月12日 / 最終更新日時 : 2025年6月12日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第293夜「JUNK WORLD」堀貴秀監督 デジタルカメラの進化でかつてのフィルムほどではないにせよ、一コマ一コマ撮影して映像化するストップモーションアニメーションの制作は気の遠くなるような作業だ。最新のコンピューター技術を駆使すれば同じような質感を生み出すこと […]
2025年5月22日 / 最終更新日時 : 2025年5月22日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第292夜「サスカッチ・サンセット」デヴィッド・ゼルナー&ネイサン・ゼルナー監督 いわゆる珍作、奇作の類いではあるだろう。何せ人間が一人も出てこない。せりふもなければ、ナレーションだってない。それなのにこんなにも大笑いして、そしてほろりとさせられるとは、何という恐ろしい作品だ。 登場するのは4人( […]
2025年5月15日 / 最終更新日時 : 2025年5月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第291夜「サブスタンス」コラリー・ファルジャ監督 トム・クルーズ主演の話題作「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(クリストファー・マッカリー監督)を一足先に試写で見てきた。確かに60歳を超えたクルーズの体を張ったスタントは見応えがあるし、小型機の追跡 […]