2021年11月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第131夜「COME&GO カム・アンド・ゴー」リム・カーワイ監督 大阪は2年間だけ暮らしたことがある。こてこてのなにわっ子からしたら2年なんてほんのお客さんだろうけど、お客さんの気軽さもあって、日ごと夜ごとあちこち出没していた。住まいが住之江区だったから道頓堀や千日前といったミナミが […]
2021年11月13日 / 最終更新日時 : 2021年11月13日 vicFuji_ws_h31 映画祭報告 映画祭は多様性の力強さを伝える場 東京国際映画祭にメイシネマ祭も 第34回東京国際映画祭が閉幕した。と言っても、最終日は11月8日(月)だったから、もう5日もたっている。「報告」と名乗る以上、当日か、遅くとも翌日には上げるべきなんだろうが、寄る年波に加えて、やることがいっぱいあったん […]
2021年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第130夜「信虎」金子修介監督、宮下玄覇共同監督 およそ映画監督と名のつく人に初めてインタビューしたのは、1988年3月のこと。金子修介監督だった。まだ32歳ながら未来の巨匠に会えるとあって、かなり興奮した記憶がある。 何しろ農村が舞台のスラップスティックコメディー […]
2021年11月10日 / 最終更新日時 : 2022年1月18日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 必要欠くべからざる音楽への愛 「SAYONARA AMERICA」佐渡岳利監督 2019年、細野晴臣は音楽活動50周年を記念してアメリカで初のソロライブを行った。ニューヨークでもロサンゼルスでも、会場は超満員の聴衆で熱気にあふれ、アメリカ音楽に影響を受けた自作の曲を奏すると、客席が一体となってスイ […]
2021年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第129夜「リスペクト」リーズル・トミー監督 今年2021年7月のPeter Barakan’s Music Film Festivalで公開されたドキュメンタリー映画「BILLIE ビリー」(2019年、ジェームズ・エルスキン監督)の中で、米ポップス界の大御所、 […]
2021年10月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第128夜「スウィート・シング」アレクサンダー・ロックウェル監督 米インディーズ映画の旗手、アレクサンダー・ロックウェル監督と言えば「イン・ザ・スープ」(1992年)が有名だが、当方はその次の作品の「サムバディ・トゥ・ラブ」(1994年)が強く印象に残っている。というのも、マスコミ試 […]
2021年10月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第127夜「彼女はひとり」中川奈月監督 かつて勤めていた産経新聞で、朝刊の丸々1ページを使って年間の大型企画を掲載していた時期がある。企画によっては全国の記者からネタを募り、採用された題材についてアイデアを出した本人が取材、執筆するというケースもあった。 […]
2021年10月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第126夜「最後の決闘裁判」リドリー・スコット監督 映画監督という職業は、あんなに大勢のチームを統率して、しかも予算のこととか人間関係だとかで、ストレスもたまれば気力も体力も使い果たしてしまうんじゃないかなと思うんだけど、長寿で元気いっぱいという人が結構多い。ポルトガル […]
2021年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第125夜「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」園子温監督 長年の園子温ウオッチャーとしては、ついにここまで来たか、といささか感慨深いものがある。最近はB級感が板についてきたとはいえ、あの「ワイルド・アット・ハート」(1990年、デヴィッド・リンチ監督)や「リービング・ラスベガ […]
2021年9月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第124夜「護られなかった者たちへ」瀬々敬久監督 瀬々敬久監督に初めて取材で会ったのは1996年のことだ。瀬々監督は当時、成人指定のピンク映画を手がけながら、一般劇場での上映や海外映画祭への出品、さらにはもっと若い世代の自主映画作家との交流など、積極的にピンク映画の幅 […]