2021年2月25日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第95夜「ターコイズの空の下で」KENTARO監督 モンゴルには一度だけ行ったことがある。今からちょうど30年前の1991年7月末から8月にかけて、映画のロケ取材のため1週間ほどかの地に滞在した。モンゴルの英雄、チンギス・ハーンの生涯を描く、その名も「チンギス・ハーン」 […]
2021年2月19日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第94夜「地球で最も安全な場所を探して」エドガー・ハーゲン監督 映画って本当に多様だなと思う。何も考えずにバカ笑いできる作品もあれば、人生の機微に触れることができる作品、思い切り芸術的な刺激を受ける作品などさまざまだ。世界で起こっているいろんな問題を考えるきっかけになる映画も多いが […]
2021年2月10日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第93夜「すばらしき世界」西川美和監督 西川美和監督と言ったら、今最も新作が期待される映画作家の一人だろう。これまで長編は5本と決して多作ではないけれど、どれも人間の深層心理をえぐるような刺激的な作品で、海外の映画祭でも大いに評判を取っている。文才にも長けて […]
2021年2月5日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 街と人の記憶を螺旋につなぐ 「モルエラニの霧の中」の坪川拓史監督 待ちに待った港への接岸が、いよいよ間近に迫ってきた。2014年5月の撮影開始からおよそ7年。数多くのキャスト、スタッフを乗せて、「モルエラニの霧の中」という船がついに劇場公開にたどり着こうとしている。7章で構成された3 […]
2021年2月4日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第92夜「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」アシフ・カパディア監督 サッカーは特に興味があるわけではないし、日本代表の戦いに一喜一憂することもないんだけど、マラドーナに関してはちょっとした思い出がある。夕刊フジに入社して2年目の1986年、メキシコでワールドカップが開かれ、マラドーナを […]
2021年1月28日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第91夜「ヤクザと家族 The Family」藤井道人監督 別に親戚でも何でもないんだけど、同姓の人が活躍しているって聞くだけで素直にうれしい。最近だと、将棋の最年少記録を次々と塗り替えている藤井聡太が相変わらずの勢いだし、音楽界では大注目を浴びている藤井風のこれからが楽しみだ […]
2021年1月21日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第90夜「天空の結婚式」アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督 近ごろは新型コロナウイルスの影響もあって、自宅にこもって映画を楽しむ人が増えているのだろうけど、やっぱり映画の醍醐味って真っ暗闇の中で誰か知らない人と一緒にスクリーンを見つめることにあると思う。そんなに悲しくもないのに […]
2021年1月14日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第89夜「聖なる犯罪者」ヤン・コマサ監督 日本ほど世界各地の多様な映画を大きなスクリーンで楽しめる国はないのではないか。劇場公開される作品数も多いけれど、ある国や地域に特化して最新作から隠れた名作までを取りそろえた映画祭が、そこかしこで開かれている。有名どころ […]
2021年1月7日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第88夜「チャンシルさんには福が多いね」キム・チョヒ監督 新作が来るたびに必ずと言っていいほど見にいく映画作家に、韓国のホン・サンス監督がいる。ちょっととぼけた味わいに一対一のだらだらした会話、意味ありげなズームアップなど、毎回お定まりの突っ込みどころが癖になるんだよね。多作 […]
2020年12月31日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第87夜「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」谷垣健治監督 正直に言うと、香港のクンフー映画はそんなに得意ではない。もっとも中学時代はブルース・リーの全盛期で、熱狂的なファンだった同級生に連れられて「ドラゴンへの道」(1972年、ブルース・リー監督)の封切りを見にいくなど、一通 […]