2022年3月3日 / 最終更新日時 : 2022年3月3日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 セクハラの根底にある差別意識をえぐる 「ある職場」舩橋淳監督 ある職場で実際に起きたセクシャルハラスメント事件をフィクションとして再構築した「ある職場」は、単に個別の事例を描いた映画ではない。作品の背後に横たわっているのは日本社会が抱える根本的な問題であり、一人一人の登場人物はど […]
2022年3月2日 / 最終更新日時 : 2022年3月2日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 困難を乗り越えるには笑いが必要 「永遠の1分。」曽根剛監督 どんなにつらく悲しい状況でも、笑うことは大事――。東日本大震災をモチーフにコメディー要素を絡めた映画「永遠の1分。」は、そんな信念で作られた。手がけたのは、アメリカにヨーロッパに韓国、台湾、香港と、世界各地で映画を撮っ […]
2022年2月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第144夜「金の糸」ラナ・ゴゴベリゼ監督 年明け早々に飛び込んできた岩波ホールの7月閉館のニュースは大きな衝撃だった。何しろ当方が上京した1979年当時からあの神保町の交差点には岩波ホールが存在し、ここでしか見られない良質の作品をこつこつ上映していた。空気のよ […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第143夜「マヤの秘密」ユヴァル・アドラー監督 こちらの勝手な思い込みなんだけど、アメリカ映画というととかく分かりやすくてはっきりしている娯楽の王道というイメージがある。ヨーロッパ映画のように複雑で屈折した余韻がいつまでも残る作品ってあんまりないんじゃないかなと思っ […]
2022年2月16日 / 最終更新日時 : 2022年2月16日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 自由に国境を越える映画づくりを 「ホテルアイリス」奥原浩志監督 あそこに泊まったのが運の尽き、と冗談めかして話す。日中合作の「黒四角」(2012年)など、国境を越えて活躍する奥原浩志監督(53)の新作「ホテルアイリス」は、中国大陸に間近い台湾の離島、金門島で全編を撮影した日台合作映 […]
2022年2月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第142夜「ちょっと思い出しただけ」松居大悟監督 松居大悟監督は、いま最も見逃せない映画作家の一人と言って間違いない。劇団ゴジゲンを率いる演劇人でありながら、毎年のようにコンスタントに映画を撮り続けていて、しかもどの作品にも革新的な創意工夫が施されている。毎回毎回、新 […]
2022年2月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 持続可能な映画館のあり方を探る 全国コミュニティシネマ会議2021開催 連携を強めて、次の世代へ継承を――。ミニシアターや地域の映画祭など、全国各地の映画上映関係者が集まる「全国コミュニティシネマ会議2021」が2022年2月3日、東京・渋谷のユーロライブで開かれた。前回と同様、今回も新型 […]
2022年2月3日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第141夜「再会の奈良」ポンフェイ監督 地方で開かれる映画祭は、国際規模の都市型映画祭とはまた違った楽しみがある。結構いろんな映画祭に出かけていて、湯布院映画祭(大分県由布市)や高崎映画祭(群馬県高崎市)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(北海道夕張市) […]
2022年1月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第140夜「誰かの花」奥田裕介監督 横浜・黄金町の映画館、シネマ・ジャック&ベティは、観客としてはもちろん、取材でも何度か訪れている。最初に取材をしたのは2007年5月、産経新聞社が発行する横浜の地域ミニコミ紙「リマーニ」で「黄金町プロジェクト」 […]
2022年1月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第139夜「コーダ あいのうた」シアン・ヘダー監督 真冬のスキーリゾート地で開かれる世界最高峰の自主映画の祭典、サンダンス映画祭(米ユタ州)は、今年2022年もオンラインだけの開催となった。1月20日からリアルとバーチャルのハイブリッドで実施する予定だったが、新型コロナ […]