スクリーンとともに 映画館やシネマカフェなど、大勢で映画が楽しめる場所を全国に訪ね、地域の人々や映画ファンとのふれあいの現場をリポートします。 シネマティックな人々 監督、俳優、撮影監督、その他スタッフなど映画とともに生きる人々のインタビューを掲載します。
2022年4月22日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第151夜「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ」ラドゥ・ジューデ監督 昨年2021年のカンヌ国際映画祭は、最高賞のパルムドールに「TITANE/チタン」(ジュリア・デュクルノー監督)というかなり攻めている作品を選び出して度肝を抜いたが、ベルリン国際映画祭の金熊賞作品も相当なものだ。ルーマ […]
2022年4月15日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第150夜「メイド・イン・バングラデシュ」ルバイヤット・ホセイン監督 ジェンダーギャップ指数というものがある。世界経済フォーラムが政治、経済、教育、健康の4つの分野で男女格差を数値化しているもので、2021年は156カ国を対象に調査し、日本は120位とかなり低くランク付けされているのはご […]
2022年4月7日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第149夜「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」フィリッポ・メネゲッティ監督 第94回アカデミー賞で、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に輝いた。残念ながら作品賞の獲得はかなわなかったものの、大変な栄誉であることには間違いない。ここ数年の同賞受賞作を見ても、トマス・ヴィンター […]
2022年4月1日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第148夜「猿ノ王国」藤井秀剛監督 どういうわけか、この週末は2021年の第74回カンヌ国際映画祭で話題を呼んだ作品の封切りが集中している。最高賞のパルムドールに輝いたジュリア・デュクルノー監督の「TITANE/チタン」に、パルムドールに次ぐグランプリを […]
2022年3月24日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第147夜「ベルファスト」ケネス・ブラナー監督 笑顔があふれるいとおしい街が、ある日突然、戦場になる。まさに今、ウクライナで起こっていることだが、ケネス・ブラナー監督の自伝的作品「ベルファスト」で描かれているのも、穏やかな日常が壊れていく恐怖と、それでも生きている限 […]
2022年3月23日 / 最終更新日 : 2022年3月23日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 誰かと語りたい体感する映画 「親密な他人」中村真夕監督 見るたびに新鮮な発見が得られるのは間違いないだろう。公開中の「親密な他人」は、コロナ禍の閉塞感に覆われた現代社会を背景に、息子への愛にとらわれた母親と、母親の愛に飢えた青年との謎めいた交流を軸にしたサスペンススリラーだ […]
2022年3月18日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第146夜「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」金子遊監督 思えば子どものころ、テレビでしょっちゅう秘境ものの番組をやっていた気がする。秘境とは言っても、「水曜スペシャル」の川口浩探検隊シリーズのようにお膳立てしたものも多かったのだろうけど、未開の地に分け入っていくと聞くだけで […]
2022年3月10日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第145夜「林檎とポラロイド」クリストス・ニク監督 日本ほど世界の多種多様な映画をスクリーンで見ることができる国はないと言われる。目利きの配給会社が海外の映画祭などで発掘し、日本独特の文化であるミニシアターが助成なんかなくても頑張って上映してくれるおかげだが、最近はアー […]
2022年3月3日 / 最終更新日 : 2022年3月3日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 セクハラの根底にある差別意識をえぐる 「ある職場」舩橋淳監督 ある職場で実際に起きたセクシャルハラスメント事件をフィクションとして再構築した「ある職場」は、単に個別の事例を描いた映画ではない。作品の背後に横たわっているのは日本社会が抱える根本的な問題であり、一人一人の登場人物はど […]
2022年3月2日 / 最終更新日 : 2022年3月2日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 困難を乗り越えるには笑いが必要 「永遠の1分。」曽根剛監督 どんなにつらく悲しい状況でも、笑うことは大事――。東日本大震災をモチーフにコメディー要素を絡めた映画「永遠の1分。」は、そんな信念で作られた。手がけたのは、アメリカにヨーロッパに韓国、台湾、香港と、世界各地で映画を撮っ […]