2023年10月19日 / 最終更新日時 : 2023年10月19日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第223夜「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」マーティン・スコセッシ監督 恐らくマーティン・スコセッシ監督ほど、映画文化の保護、発展に心血を注いでいる映画人もいないのではないか。アメリカに限らず、世界中の名作、傑作の数々をデジタル技術で修復しては国際映画祭で披露し、映画に関するさまざまなドキ […]
2023年10月12日 / 最終更新日時 : 2023年10月12日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第222夜「月」石井裕也監督 2022年6月に急逝した映画プロデューサーの河村光庸さんには、残念ながら一度もお目にかかる機会がなかった。キネマ旬報ベスト・テンの1位になった「かぞくのくに」(2012年、ヤン・ヨンヒ監督)をはじめ、「あゝ、荒野」(2 […]
2023年10月6日 / 最終更新日時 : 2023年10月6日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第221夜「過去負う者」舩橋淳監督 舩橋淳という監督は、映画業界の適正化を求める運動「action4cinema」の理事を務めたり、吉田喜重監督との共著「まだ見ぬ映画言語に向けて」(作品社)を刊行したりするなど、映画への強い愛着が感じられる映画人だが、作 […]
2023年9月27日 / 最終更新日時 : 2023年9月27日 vicFuji_ws_h31 映画祭報告 自分の感性を信じて叫び続けていたら、いつか必ず誰かにつながる 第45回ぴあフィルムフェスティバル2023 「感動の大量生産工場で作られたような映画しか存在しない社会はかなりまずい。作家の切実な問題意識や表現欲求があるならば、たとえ誰にも理解されないとしても、その映画は存在するべきだと思います」。2023年9月22日(金)、東 […]
2023年9月21日 / 最終更新日時 : 2023年9月20日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第220夜「ロスト・キング 500年越しの運命」スティーヴン・フリアーズ監督 15世紀のイングランド王、リチャード3世と聞いて「ああ、あの」とピンとくる人は、かなりの歴史好きか演劇ファンか。当方もシェークスピアが史劇「リチャード三世」を書いているくらいは知っているが、舞台は一度も見たことがないし […]
2023年9月15日 / 最終更新日時 : 2023年9月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第219夜「燃えあがる女性記者たち」リントゥ・トーマス、スシュミト・ゴーシュ監督 何せ34年間も新聞社に勤めていたものだから、新聞記者が出てくる映画となると、気になって気になって仕方がない。関東大震災がモチーフの話題作「福田村事件」(森達也監督)も、あまたいる登場人物の中で、どうしても木竜麻生演じる […]
2023年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年9月7日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第218夜「禁じられた遊び」中田秀夫監督 デビューしたての若い時分にインタビュー取材をした監督は、どうしてもその後の動向が気になってしまう。新作が公開されるたびになるべく見にいくようにしているが、国内外の名だたる映画祭で高い評価を受けたり、全国公開の大作をどん […]
2023年8月31日 / 最終更新日時 : 2023年8月31日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第217夜「スイート・マイホーム」齊藤工監督 スポーツの場合、「名選手、必ずしも名監督にあらず」とはよく言われる言葉だが、映画界を見渡せば、名監督と呼ばれる名優は世界中にごまんといる。アカデミー賞常連のクリント・イーストウッドを筆頭に、ベン・スティラー、メル・ギブ […]
2023年8月24日 / 最終更新日時 : 2023年8月24日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第216夜「ファルコン・レイク」シャルロット・ル・ボン監督 カナダのケベック州と言えば英語ではなくフランス語が公用語で、フランス映画とはまたテイストの異なるフランス語映画の傑作がたくさん作られている。世界で活躍する映画人も多く、「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年)のジャン […]
2023年8月18日 / 最終更新日時 : 2023年8月24日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第215夜「オオカミの家」「骨」クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ監督 ストップモーション・アニメーションの制作現場は何度か取材したことがある。人形などをちょっとずつ動かして一コマ一コマ撮影する技法はめちゃくちゃ手間がかかる地道な作業で、Mr.Childrenのミュージックビデオや東日本大 […]