スクリーンとともに 映画館やシネマカフェなど、大勢で映画が楽しめる場所を全国に訪ね、地域の人々や映画ファンとのふれあいの現場をリポートします。 シネマティックな人々 監督、俳優、撮影監督、その他スタッフなど映画とともに生きる人々のインタビューを掲載します。
2022年7月21日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第164夜「島守の塔」五十嵐匠監督 そう言えば、以前は洋画に負けず劣らず、日本映画でも戦争を描いた作品がもっと頻繁に作られていたような気がする。今でも夏になると先の大戦をテーマにした映画が上映されはするものの、どちらかというとドキュメンタリーが中心で、娯 […]
2022年7月14日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第163夜「キャメラを止めるな!」ミシェル・アザナヴィシウス監督 日本映画が海外でリメイクされるというのは、黒澤明監督の「七人の侍」(1954年)を翻案した「荒野の七人」(1960年、ジョン・スタージェス監督)をはじめ、それほど珍しいことではないが、これはかなりの快挙だろう。何しろワ […]
2022年7月7日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第162夜「X エックス」タイ・ウェスト監督 どうにもホラー映画が苦手だ。映画について書いている以上、どんなジャンルの作品も分け隔てなく見るべきだと頭では理解しているものの、どうやら恐怖を楽しむ精神構造にはなっていないらしい。 特に1990年代にブームとなったい […]
2022年7月1日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第161夜「シネマスコーレを解剖する。 コロナなんかぶっ飛ばせ」菅原竜太監督 全国の個性的な映画館を巡って、そこに集う人々の映画への思いをつづり始めてから、もう20年がたつ。北海道から沖縄まで、すでに閉館を余儀なくされた劇場も含めて60館以上に足を運んだが、残念ながら名古屋のシネマスコーレはいま […]
2022年6月23日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第160夜「ベイビー・ブローカー」是枝裕和監督 是枝裕和監督には一度だけインタビューをしたことがある。1999年3月のことで、長編2作目の「ワンダフルライフ」を引っ提げてトロントや釜山、サンダンスといった名立たる国際映画祭に参加したときの話を、ちょっと興奮気味に話し […]
2022年6月22日 / 最終更新日 : 2022年6月22日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 芸術がなければこの世は終わり 「母へ捧げる僕たちのアリア」ヨアン・マンカ監督 初長編の題材に選んだのは、自らの出自と体験を反映させた社会派のテーマだった。フランスのヨアン・マンカ監督(32)の「母へ捧げる僕たちのアリア」は、3人の兄とともに母の介護と家事に追われる14歳の少年が、オペラと出合って […]
2022年6月17日 / 最終更新日 : 2022年6月17日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 自身の生き方を見つめ直すきっかけに 「百年と希望」西原孝至監督 「百年と希望」は、2022年7月に創立100年を迎える日本共産党をモチーフにしたドキュメンタリー映画だ。などと聞くと、どうせプロパガンダ映画だろうと腰が引ける向きもあるかもしれない。確かに西原孝至監督(38)が撮っている […]
2022年6月16日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第159夜「PLAN 75」早川千絵監督 海外の映画祭で日本の新人監督が脚光を浴びると、単純にうれしくなる。もちろん黒沢清や是枝裕和、河瀨直美といった常連の活躍も喜ばしいんだけど、新鮮な名前を見つけたときのわくわく感は何ものにも代えがたい。 そんな中で最も旬 […]
2022年6月13日 / 最終更新日 : 2022年6月13日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 利益が作り手に還元される仕組みを 映像配信プラットフォーム「Roadstead」がこの夏オープン 作品を鑑賞した分だけ作り手にも還元される。そんな当たり前のことながら、これまでの映画業界では成し得なかった流通システムが、今年2022年の夏にもスタートする。ITベンチャー企業のねこじゃらし(本社・東京都中央区)が新た […]
2022年6月10日 / 最終更新日 : 2022年6月10日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 作り手の顔を見えなくしてきたツケ 「映画を早送りで観る人たち」著者、稲田豊史さん 映画を題材にしたある衝撃的な本が話題を呼んでいる。光文社新書の「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形」は、2022年4月の刊行後、約1カ月で5刷3万部を突破。ライターで編集者の著者、 […]