2024年9月5日 / 最終更新日時 : 2024年9月5日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第261夜「ナミビアの砂漠」山中瑶子監督 新作映画を見ていると、ときどき、これはもしかしたら歴史の瞬間に立ち会っているんじゃないか、という感覚になることがある。恐らく「七人の侍」(1954年、黒澤明監督)や「スター・ウォーズ」(1977年、ジョージ・ルーカス監 […]
2024年9月1日 / 最終更新日時 : 2024年9月1日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 14歳の中学生の作品も入選 第46回ぴあフィルムフェスティバル2024、7日に開幕 「不器用でもいいから個性が爆発している映画が見たい」――。46回目を迎える自主映画の祭典、ぴあフィルムフェスティバル2024が9月7日(土)から21日(土)まで、東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される。コンペティショ […]
2024年8月22日 / 最終更新日時 : 2024年8月22日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第260夜「箱男」石井岳龍監督 安部公房は高校生のころ、ほんのちらっとだけかじったことがある。なぜか演劇作品に興味を持った時期があり、別役実や清水邦夫などとともに「幽霊はここにいる」「棒になった男」といったちょっと不条理な安部戯曲を楽しく読みふけった […]
2024年8月15日 / 最終更新日時 : 2024年8月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第259夜「フォールガイ」デヴィッド・リーチ監督 NHK BSで再放送中の朝ドラ「オードリー」にドはまりしている。2000年の本放送のときも見ているはずなんだけど、当時は文化部から宇都宮支局に異動した直後で、初めての土地で初めての中間管理職を仰せつかっていたから、集中 […]
2024年8月8日 / 最終更新日時 : 2024年8月8日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第258夜「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」小林啓一監督 新聞記者稼業から離れて早5年がたった。大層なスクープをものにしたことなんて一度もなかったし、社会正義とは程遠い仕事ばかりだったけど、34年もの間、ほぼ現場の第一線で続けられたことは、それなりに満足に思っている。いまだに […]
2024年8月2日 / 最終更新日時 : 2024年8月2日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 目に見えないものを見つめ直す 「ヴァタ~箱あるいは体~」亀井岳監督 マダガスカルと聞いてぱっと思い浮かぶのは、バオバブの木とワオキツネザルくらいだろうか。そんな日本とは縁遠いアフリカ南東沖に浮かぶ島国で、長編映画を2本も撮り上げた日本人監督がいる。しかもドキュメンタリーの要素を含んだ前 […]
2024年7月25日 / 最終更新日時 : 2024年7月25日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第257夜「時々、私は考える」レイチェル・ランバート監督 アメリカ映画と言うと、街中でド派手なカーチェイスを繰り広げたり、拳銃やショットガンをぶっ放したり、といったハリウッド作品をついイメージしてしまうが、それがアメリカ社会のリアルな姿かというと、そんなわけはない。ごくごく平 […]
2024年7月18日 / 最終更新日時 : 2024年7月18日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第256夜「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」グレッグ・バーランティ監督 アポロ11号が月面に着陸したときのテレビ中継は、小学校のクラス全員で一緒に見たような気がする。記録をひもとくと、NHKは12時間にわたって衛星生中継で放送し、日本時間で1969年7月21日月曜日の午前11時56分にニー […]
2024年7月11日 / 最終更新日時 : 2024年7月11日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第255夜「お母さんが一緒」橋口亮輔監督 演劇ユニット「ブス会*」を主宰するペヤンヌマキの舞台は一度も見たことがない。ただ彼女が監督を務めた映画「映画 〇月〇日、区長になる女。」は、2024年1月の公開時に見ている。2022年の東京都杉並区長選で初当選した岸本 […]
2024年6月28日 / 最終更新日時 : 2024年6月28日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第254夜「プロミスト・ランド」飯島将史監督 映画は総合芸術と言われるけれど、脚光を浴びるのはどうしても監督と出演者に偏ってしまう。後は脚本と撮影が多少、話題に上る程度で、その他のスタッフとなるとほとんどの人は気にも留めないのではないだろうか。 美術監督で表に出 […]