2022年10月7日 / 最終更新日時 : 2022年10月7日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第174夜「夜明けまでバス停で」高橋伴明監督 高橋伴明という監督は、一貫してニュースな映画作家であり続けてきたように思う。出世作となった「TATTOO〈刺青〉あり」(1982年)は三菱銀行人質事件の犯人をモデルにした作品だったし、「愛の新世界」(1994年)は日本 […]
2022年9月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月29日 vicFuji_ws_h31 シネマティックな人々 面白くなるための努力を続ける 「ミューズは溺れない」淺雄望監督 期待の新星の話題作が、ついに劇場にお目見えする。新人監督の登竜門として知られるTAMA NEW WAVEと田辺・弁慶映画祭の両コンペティションでグランプリに輝いた「ミューズは溺れない」は、助監督経験の長い淺雄望監督(3 […]
2022年9月23日 / 最終更新日時 : 2022年9月23日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 今の日本を改めて見つめ直すきっかけに 10月24日から第35回東京国際映画祭 世界の映画人のリアルな交流の場が復活――。第35回東京国際映画祭が2022年10月24日(月)から11月2日(水)まで、10日間にわたって開催される。会場は昨年から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転したが、今年はさらに上 […]
2022年9月22日 / 最終更新日時 : 2022年9月22日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第173夜「秘密の森の、その向こう」セリーヌ・シアマ監督 1978年、フランス生まれのセリーヌ・シアマ監督には、いつもどっきりさせられる。カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた「燃ゆる女の肖像」(2019年)では、女性肖像画家とモデルの令嬢との関係を緊迫感あふれる筆致で描き上げたし […]
2022年9月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月15日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第172夜「よだかの片想い」安川有果監督 映画の取材をしていて何がうれしいと言って、デビュー作のときに会った監督が、2作目、3作目と順調にキャリアを重ねていることが一番かもしれない。才能が潰されなくてよかったなと思うし、僭越ながら記事で取り上げたのは間違っては […]
2022年9月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月9日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第171夜「ダイナマイト・ソウル・バンビ」松本卓也監督 よく、映画は劇場公開して初めて完成する、と言われる。最近こそNetflixやDisney+など配信のみの作品も増えてきてはいるけれど、自主制作で映画づくりに励んでいるような若い監督たちは、まずは映画館で上映することを目 […]
2022年9月8日 / 最終更新日時 : 2022年9月8日 vicFuji_ws_h31 ウィズスクリーン通信 わからないけど何かすごい映画との邂逅 10日から第44回ぴあフィルムフェスティバル コロナ禍で映画づくりに挑む人が増えた――。今年で44回目を迎える自主映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が9月10日(土)、東京・京橋の国立映画アーカイブで開幕する。グランプリを競うコンペティション部門の […]
2022年9月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第170夜「オルガの翼」エリ・グラップ監督 ウクライナの映画というだけで、何だか胸が締めつけられる思いがする。ましてやロシアのウクライナ侵攻にもつながっている出来事がモチーフだと聞くと、何としても見ておかなければならないという気になるが、驚いたのは決して社会性だ […]
2022年8月25日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第169夜「サハラのカフェのマリカ」ハッセン・フェルハーニ監督 一口にドキュメンタリー映画と言っても、本当にいろんなタイプがある。記録映像を駆使したものもあれば、インタビューでつないでいくもの、政治や社会を告発するものと、実に多種多様だ。フィクションとの境界が曖昧なものも多いが、北 […]
2022年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月2日 vicFuji_ws_h31 ミッドナイトレビュー 第168夜「みんなのヴァカンス」ギヨーム・ブラック監督 フランスのコメディー映画は当たらない。そんな定説があるらしいと知ったのは、もう20年以上も前のことだ。教えてくれた配給会社は、未開の地からパリに出てきた少年が主人公の作品を宣伝するに当たり、笑いの要素をなるべく背後に隠 […]